子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

旅行と日常

この夏、娘の夏休みに合わせて旅行に出かけた。

主に娘の平和学習がメインだった。娘がそうしたいというよりも、親の私が「学ばせたい」という気持ちが強かった。

理由は、戦後77年経って語り部もだんだんに少なくなっていること、被爆者から直接話を聞くという体験をさせたいということだった。

ここ数年、安保法案の改正や憲法改正案、ウクライナの戦争とロシアの核による脅しなど、戦争に関する不穏な話題が多い。

こういう時代の中で、戦争とは何か、平和とは何かを考えることを親子でしたいと思ったから。押し付けと言われれば押し付けなのだけど、ちゃんとこういう学習機会を親が作っていくことが大事ではないか?と思っている。

英語を習わせるとか親の教育観で習わせていることがあるように、平和の学びもある程度まで親が場面設定をしないとなかなか学べないかな?なんて思った。

 

まあ、そんなこんなで決行した広島旅行。

 

娘は「旅行!広島!イエイ」みたいなノリ。息子はとにかくよくわかんないけど「旅行に行くんだ」ということへの興奮。

旅行がなんたるかもわかってなさそう。

 

行った感想はまた今度。

 

旅行先で息子は普段以上に大はしゃぎ、というか大騒ぎだった。

ホテル泊だったけど、興奮が止まらないのか終始娘と取っ組み合いをしていた。喧嘩というわけでもなく、闘いごっこをするような。

何に誘発されたのかわからないけど非日常という特殊空間の中で息子を興奮させるものがあったのだろう。

普段から環境の変化には人一倍弱くて、すぐにスイッチが入ってしまう。

小さい頃は「小さいからだろうか」と思っていたけど、最近は「これが特性か」と思ったりして叱ったり、極度に制限をすることは無くなったけど、流石に旅先では行動面での危ない場面を普段以上に警戒しながら過ごしていた。

 

息子にはきつい注意はしないようにしていたけど、息子もまた、自由に過ごす中でも過刺激というか毎日夜にはぐったり、早く寝ていた。

日中の興奮度合いが普段以上にあるから頭も体も疲れるのだろう。

 

帰ってきて、息子がぼそっと「おうちっていいね」と言っていた。

 

それに今朝も「旅行は楽しかったね。だけど僕は家が一番好きなんだ」と言っていた。

そうだね。息子が産まれて5年間、ずっとこの家で、この家族メンバーで過ごしていて揺るぎないもんね。息子にとってちょうど良い刺激に調和されている空間になってるんだろう。

大好きなLaQも思う存分できて、アマゾンプライムも見られて。

こんな日常が、彼にとっての至福の時間。