子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

先の先の先まで読む。

母と話していると時々「息苦しいだろう」と思うことがある。

母は八面六臂のように幾つもの目と手があるかのように動いている。ホテルでの接客業をしていたのだけど、お客さんがいつ・どこで・誰と・何時に会うかを記録するのは当然のことながら、最初の電話が何時何分で、次にこちらが提案した内容と時間はいつで、どういうやりとりを行い、いつどのように予約が入ったかを全部メモしているという。

接客業なら当然といえば当然。ホテルマンとしては常識の範囲なのだろうけど、これに加えて「アクシデント」が起きた時も何パターンも考えてシミュレートして動いていたとのこと。

母がホテルで働いている時、天職を見つけたのではないかと思ったけど、あのまま働いていたら体か心を壊していたことだろう。

ハプニングもアクシデントも「起きたら仕方ない」と思えるらしいけど、用意周到に準備しているから動じない。

これが仕事スイッチならいいのだけど、家の生活でも全部この調子で今も生きている。。息切れ。

青息吐息。

 

私なんて日曜日の1日を振り返っても、土曜日に終わりきらなかったウェブ研修の残りを受けて、終わったところで子どもたちのお昼を準備してご飯。

ご飯食べたら眠くなってきたから一休みzzz

おっと、買い物も図書館も行く予定だったんだ!と慌てて準備して部屋は散らかり放題だけどとりあえず遅くなる前にと慌てて子どもたちと図書館へ。

スーパーはついてこないというので私だけで行ったけど、何を買うかなんて当然考えもせず、当て所なくスーパーをぶらぶら。

安いかも、これ欲しかったかもというものをカゴにランダムに入れていって、長蛇の列の会計に並んでぼんやりと買い物を済ませて1日が終わった。

 

日が暮れるのが最近早すぎるのよね。なんて思って、慌てて家に帰ったのだけど、まあこれくらいは通常運転。

母にとっては絶対にあり得ない過ごし方なんだろうと思う。

 

私もやり残した家事の2−3は心残りになっているけど「ま、いっか」精神が常に勝つ。

 

母みたいに完璧主義からよくもこんなズボラが誕生したもんだと我ながら感心する。

だけど、母のおかげで今の仕事もどうにかできている気がする。

たま〜にダブルブッキングしちゃって冷や汗みたいなこともあるけど、肝心要でやらかさないように気をつけている。

自分が気を抜けるところをいっぱい持ってないと肝心要でミスしちゃうタイプだから。

 

母みたいに詰め詰めで生きてるとすごく苦しそう。

なんせ、朝起きてから分刻みでスケジュールを立てて、きっちりと予定をこなし、その合間に長期プランも立てていくらしい。

その場しのぎで生きてる私が引退族みたい。

 

それで「もう死んだ方がいいのかも」とか母は言い出しちゃうから、程々にすればいいのに、なんて無責任なことを思う。

まあ、外出予定はある程度細かくプランニングするのも良いだろうけど、家のことはざっくりでいいんじゃないか、なんてズボラな私は思う。