昔の音楽を聴いてみる
昔と言っても、私が生まれる数年前。全然昔の話ではない(と信じている)。
さっき、頭をリフレインしていたのは久保田早紀の「異邦人」だし、今聞いているのは竹内まりやの「元気を出して」の徳永英明バージョン。
いい歌が多いよなぁ。昭和の日本が元気だった時代。
あの頃だって政治には大問題があっただろうし、私は物心ついた時には自民党政権だったけど、良い印象なかった。
それでも、なんだかまだまだ日本が終わるなんて気がしなかったし、両親は永遠に元気に思えていたし、祖父母も全員働いていた。
そんな時代もあったのよね。
今は、もうすべてが辛い。
「絶対お金は借りちゃいけないよ。どうしても時には貸すから」と言ってくれてた両親すらもお金のこと、ちょっと心配している。いや、だいぶ心配している。
だから、絶対に心配かけたくないなと思う。
どこで間違えたかなと思うと、きっと90年入ってすぐにバブルが弾けてその後に色々間違えたんだろうな。
教育も、政治も、経済も。
正解のない世界の中で、信じるものも信じないものもない日本のこの国のありようが、間違いだったのかもしれないと思う。
なんて、ちょっと壮大なことも考えてしまうほど、昭和の歌のスケールがものすごく壮大。
今の時代の子どもたちはどんな音楽を聞いてどんなふうに大きくなるのかな。
最近は80年代後半〜90年代の歌をよく聞いているせいか、こういういい音楽が生まれた時代に子どもたちも過ごせたらよかったのに...なんて思うけど、きっと今の時代は時代にあった「良い音楽」や名曲が生まれてるはず。
そんな私は、駅ビルの中でふと映る自分の姿に「どこのおばさん!!」と驚愕している。
だけどな。推定年齢50代半ばに見えていて、こんな私がすっかり昭和よかった、なんて懐古していて全て合点がいく。