子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

発達障害で医療機関につながる

息子の発達相談を始めてようやく1年が過ぎた。

気になって相談して、面接に至るまでに数ヶ月、面接のフィードバックに1ヶ月、受診までに半月。これでも受診までは早かったと思う。

診断がついてさらに区のセンターに報告したり相談したりでさらに3ヶ月。

あっという間に就学相談の手続きの時期になってあれこれと書類を準備して、面談したのがつい先日。

区の嘱託医(小児科)には「定期的に医療機関おかかりなること」を勧められた。かなりはっきりとキッパリと。

紹介状とかは...なんて聞いたけど嘱託医としては書けないよね、主治医でもないしアドバイスで言っただけだから。

体よく「普段通ってる大学病院で相談でもして」みたいな感じだったので、先日の喘息受診のついでに「あの、全然関係なくてごめんなさい。発達面で気になっており、専門の外来受診をしたいのですが」と怒られるの覚悟で聞いてみた。

まあ、普通に「外来の受付で聞いてください」って言われるかなって思っていたら、スーパー親切で「じゃあ、お母さん心理面談とか専門外来の紹介する場合は脳波とか検査必要だから入れておきますね、採血は今日しちゃいましょう!」ってものすごくあっさりとサクサクと手続きを進めてくれた。

仕事ができる人の「できる」をみた気がした。

私もこんなふうにサクサクと患者さんに対応できる人間でありたいもの。

喘息の先生も「来年小学校だもんね、急がないとね」と予約を来年早々に入れてくださってあっという間に話が進んだ。

 

大学病院だし、各専門ごとの縦割りかと思いきや、横でつながり合ってるんだなと思うと安心。

以前に診断いただいた医療機関はどっちかというと重心児を中心に対応しているところだったし、普段から外来でかかるような場所ではないから、通院するにはちょっと悩ましいなと思っていた。

それだけに通いなれた病院で発達面の相談も受け入れてくれるのはとてもありがたい。

 

我が家の場合、たまたま息子が乳児喘息でかかっていたから繋がりやすかったけど、きっかけのない家庭の方が遥かに多いだろうし、その場合に区のアシストもない中「ご自分で(医療機関探しは)どうぞ」と言われると、やはり途方に暮れるだろうなと思う。

熱が出るとか足が痛いとか、そういった病気とは違うだけに相談する側の話もとても難しい。みんなどうしてるんだろうか、なんて考えさせられた。