子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

大変で、可愛くて、反省も何倍も。

息子は予定通りに物事を進めていくことがとても苦手だ。見通しを立てながら「この時間に出るから○時に起きようね」というのは守れたとしても、起きてからやらなければならないことにたくさんのハードルがある。

最近はまた指しゃぶりが復活してしまったので、起きたら真っ先に指をしゃぶってダイニングテーブルに肘をついて一息ついている。

抱っこして歯磨きの場所に連れて行ったりトイレに行かせたりして、そこまではなんとか...。

だけど昨晩遊び込んで片付けなかったおもちゃは放置だし、「片付けてから出かけようね」と声をかけてもなかなか手につかない様子。「今片付けてね。ご飯が出るまでに片付けようね。長い針が5のところまでに片付けよう」など、目安を伝え、なおかつサブリミナル的に「片付け」というワードを頻出させているのだけど、結局家を出るまで息子は片付けるところに至らず。

 

何をしていたかといえば、娘と喧嘩してみたり、ご飯をのんびり食べたり「ヨーグルトも食べたい」と追加で食べたり。

そうこうしているうちに着替えの時間になり、着替えもなかなか進まず、励ましたり手伝ったりしながらようやく、と思ったら何が気に食わなかったのかパジャマを振り回して投げたり。

履くはずの靴下も投げてしまったり。

ずっとこの調子で私もその都度注意したり「拾ってね」など声をかけていく。とうとう息子の癇癪もピークになって「もう!!そんなにいっぱい言われてもできないよ」と必死になって訴えていた。

息子なりに大変さを抱えていて、落ち着くと「もっとこうしたかった」「本当はこうだった」という話が出てくる。

息子の思いと行動のずれ。

息子なりの葛藤を抱えているんだなと思う。息子は言葉にして伝えるのが比較的得意だから、感情に任せて動いてしまった後でも自己分析をしたり誰かに気持ちを説明することができるけど、それも難しい子だってきっといるし、娘は癇癪を起こしてよく荒れていて今も言葉の説明は苦手だけど自分の思いと行動を近づけることの苦労は息子ほどではないから、なんとか調和を保てているのかもしれない。

 

息子といると「ああ、すごい大変」と思うことも多い。ものもすぐに壊れるし汚れるし、傷がつく。

ものを大事にすることを何度言い聞かせても数秒で忘れてしまうのか投げたり折ったり。

時として危険(傘を振り回すとか)な行動を取ることもあって目が離せない。

 

それでも、一生懸命にいろんなことを知ったり考えたり体験していく姿は可愛くて、危ないこと、人を傷つけることさえしなければすごくいいのになぁなんて思う。

私自身ももう少し息子の気持ちや行動を理解して、より良い声かけを学べるといいなと思う。