子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

支配されて育った子ども。

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元夫といよいよ養育費についてきちんと取り決めたいと考えている。

そのことで一度話を持ちかけたのだけど、「謝罪したら半額出してやる(習い事の費用をな)」とのことだった。

 

hopeforchildren.hatenablog.com

謝罪かぁ。謝罪の理由は、前にも書いたとおり、私が離婚したいと切り出したこと、やっぱりあの時に(彼は)サインしなければよかった、などのこと。

 

養育費について、二者間での話し合いじゃなくて公式にきちんと取り決めませんか、と伝えたら「あくまで二者間で進めたい。他人を巻き込むな」ということだった。この他人の中には弁護士なども含んでいる。

三者を挟んだほうが冷静な話ができるような気がするのだけど。

 

今、そんなやり取りをしているんだということを実家の母に話したところ、「彼は絶対に譲らないと思うよ。第三者なんか挟んで自分の意のままにならなかった時はものすごくストレスになるから。だから自分の言うことを聞く相手だと思ってあなたにそう言ってるんだよ。なめられたもんだね。

彼はずっとそうやって親に育てられてきたんだよ。それに今もその親の呪縛から解けてないんだよ」と。

 

そうだね。それはすごくわかるわ。

だけどついつい、「そうかかわいそうにね」など私も応じてしまう。

今のところ、元夫にはそう応じないけど、母とのやり取りで「親に生殺与奪の権を明け渡し、自らの意思とか基本的人権とか亡きものにされた人はこんなふうになってしまうのか。なんて悲しいんだ。彼も被害者なんだ」など、つい考えてしまう。

 

結婚する前もそういえばそんなふうに思ったことがあったっけ。

別に同情したから結婚したわけでもなく、むしろサバイバーだから精神的にも強くたくましくなったのだと勝手に思い込んでいた。

同情であれ期待を込めた思い込みであれ、どっちにしろそこは私の見る目の無さというか理解の乏しさの結果なので身から出たサビとしか言いようがない。

 

それにしても、この期に及んで「彼もずいぶん大変だったんだよね。だから今も私にそうやって『こうしろ、ああしろ、そうすればくれてやる』という言い方になるんだろうな」など妙に納得してしまいそうになる。

 

ただ、それで納得していてはこの先、危うい。きちんと法的根拠に基づいて書面にて決着させたい。